亀甲縞大売り出し! 杉立治平の知略
講談で「亀甲縞」「亀甲縞治兵衛」「藤堂家の名物男」などと語られている話がある。藤堂家の財政難が、一家臣の機転で救われたという痛快な話だが、主人公・杉立治兵衛は実在の人物である。
嘉永四年 剣術御前試合?
天保十二年、水野忠邦が謹倹と共に武事の奨励を行って他流試合の禁を解いたので、武者修行の再興が起こり、各藩においても試合稽古や剣術者の集会が頻りに行われるに至った。 嘉永四年五月十九日、江戸の藤堂邸(柳原屋敷?)においても、試合が行われた。その主要な人たちは、次のとおりで当時...
明治維新後の剣術衰退とその復興
明治維新以後、古来から伝わる剣術は、廃刀令が出るに及んでほとんど廃滅の一途を辿った。しかしながら、明治9年12月に発生した伊勢暴動に士族を徴募せざるを得なかったことや、翌10年に勃発した西南の役において抜刀隊が活躍したことによって、廃れていた剣術や日本刀の価値が、再認識され...
高虎の息子?娘?
三重県史掲載、旧藤堂家所蔵の「藤堂家譜」では、高虎の実子と義子は以下のとおりであるが、藩内外の史料を見ると、異同がある。 【実子 母は松寿院(長氏) 】 高次 二代藩主 高重 寛永八年二十六歳で死去。子孫なし。 女子 蒲生下野守忠郷室 後、一身田門主尭朝室...
八尾 常光寺
以前から、大坂夏の陣で戦死した藤堂家臣が葬られた常光寺行きたいと思っていたのだが、 今回7年ぶりに大坂へ行く用事があり、時間を無理やり調整して赴いた。 境内に入って見まわしてもそれらしき墓碑がなかったので、お寺の方にお声がけした...
高虎の従兄弟は明智三羽烏?
2020年の大河ドラマは明智光秀だそうで、そういえばと思い出した。 明智三羽烏とされる箕浦大蔵忠重は、津藩祖・藤堂高虎の従兄弟なのである。