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​高虎の家臣団における特徴
1.外部採用者に支えられる家臣団

1.小身時代

(1)動かしがたい問題点

  そもそも高虎には譜代家臣がいない。無名ゆえに人が集まらない。

(2)対処方法

 親族、遠縁の人物を採用すると共に、自身が出征した先での縁を大切にして、地縁者を集める。

 つまり縁故者、時々の地縁者を採用して増員

2.大名への飛躍後

(1)経験者不足による組織不全

  朝鮮役に伴う水軍編成、知行高上昇に伴う大規模組織の管理が増大する一方で、近親者や地縁者は、大抵は若年か、戦闘指揮経験がなく指揮官足り得ない。経験者の募集が急務。

(2)対処方法

 有為の人材を他家に勝る高待遇で招聘。敵味方、門地、地域を問わず本人の実力を判断して積極採用。

2.採用対象者の変遷

​ 下記は、高虎の家臣の出身を少し整理してみたもの。最初は地縁者を採用しているが、高虎自身が累進するに従って経験者や他家に仕えた有為人材の採用に変化していっている。

他大名家からの採用者概要

敵味方等の出自や門地を問わず、必要性と実力ありきの採用で北は最上家、南は島津家まで多数の大名家の旧臣を採用している。

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